「あなたは国際電話詐欺に出てしまったら、どうしようと考えたことはありませんか。
最近は、+18や+44で始まる国際電話での詐欺が急増しています。
この記事は、あなたが身を守るための対策を見つける手助けをし、詐欺から自分自身を守るための具体的なステップを紹介します。
これらのステップは、誰でも簡単に実行でき、あなたの安全を確保するための強力な力となります。
この記事を読むことで、あなたは自分自身を守るための知識を得ることができます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
国際電話詐欺とは?
国際電話詐欺とは、海外からの不審な電話を利用した詐欺行為のことを指します。
ここでは、その詳細を説明します。
国際電話詐欺の手口
国際電話詐欺の手口は多岐にわたりますが、主なものには以下のようなものがあります。
・未納料金を請求する自動音声アナウンス
電話に出ると、大手企業などを装い「ご利用のサービスで未納料金があります。オペレーターにつなぐ場合は1を押してください」などの自動音声アナウンスが流れるケースがあります。
これは実際には発生していない未納料金を支払わせようとする「架空料金請求詐欺」で、オペレーターにつないでしまうとお金をだまし取られる危険があります。
・国際ワン切り詐欺
一瞬発信してすぐに切断するいわゆる「ワン切り」を着信履歴に残し、折り返し電話を狙う不審な国際電話が継続的に発生しています。
この「国際ワン切り詐欺」の電話に折り返してしまうと、自動音声を聞かせて通話時間を引き延ばすなどして高額な通話料金が発生し、その料金の一部が詐欺グループに渡ってしまう恐れがあります。
・サポート詐欺
「サポート詐欺」は、インターネット閲覧中に「ウイルスが検出されました」などと偽の警告表示をし、表示された偽のサポート番号に電話をかけるよう誘導します。
偽のサポート番号に電話をかけると、偽のオペレーターが「パソコンを遠隔操作して修理する」などと言い、サポートするふりをして、実際には発生していないサポート料金をだまし取ろうとします。
国際電話詐欺が急増している理由
国際電話詐欺が急増している理由は、詐欺グループが通常の電話を装うために、本人確認が甘い通信アプリを通じて番号を取得しているからです。
特に「+」と「国番号」で始まる国際電話番号が特殊詐欺に使われるケースは、近年急速に被害が増えている状況です。
国際電話詐欺の主な発信国
国際電話詐欺の主な発信国は、米国・カナダが最も多く、その他にマレーシア、英国、ドイツ、ポーランドなどからの発信が確認されています。
国際電話詐欺の被害事例
国際電話詐欺の被害事例としては、以下のようなものがあります。
・未納料金を請求する自動音声アナウンス
2024年4月頃から、+800から始まる電話番号からの着信が増え、SNSでは「国際電話の800ってどこの国?」「+800からの電話は国際電話料金が掛かるの?」といった声が増えています。
+800から始まる電話番号は、国際フリーフォン(国際電話)で使用されている番号であり、着信理由に覚えが無い場合は詐欺の可能性があるので注意してください。
・国際ワン切り詐欺
着信してすぐに切るワン切り詐欺も増えていますので、その電話番号には絶対返信してはいけません。
●この記事も参考にどうぞ!
電話に出てしまったらどうなる
知らない電話番号や非通知からの電話に出ると、以下のような危険性があります。
電話に出てしまった場合のリスク
・通話料金の発生
海外からの電話に出ると、受信者に通話料が発生することがあります。
特に「ローミング」を設定している場合、利用料が発生することがあります。
・詐欺の可能性
電話に出ることで、あなたの番号が実在の人物のものであることが詐欺師に知られ、あなたを標的とした迷惑電話が増える可能性があります。
電話の相手が話しかけてこようと、すぐに電話を切ることが大事です。
・個人情報の漏洩
電話に出ると、自分の電話番号が現在使われていることが知られてしまい、これにより、迷惑電話が増える可能性があります。
電話に出た後の被害事例
電話に出た後に被害に遭う事例も多く報告されています。以下にいくつかの事例を挙げます。
・オレオレ詐欺
家族を装った詐欺師から「お金が必要になった」と伝えられ、現金を振り込ませる詐欺です。
・架空請求詐欺
利用した覚えがないサービスの利用料金を請求する詐欺です。
・還付金詐欺
公的機関を装い、「払いすぎた医療費の還付がある」と電話があり、ATMの操作を指示され、知らない人物に大金を送金してしまう詐欺です。
・フィッシング詐欺
金融機関やカード会社になりすまし、「あなたの口座が悪用されている」「保険料を払いすぎているから還付金がある」などと電話があり、自宅まで来た詐欺師にキャッシュカードをだまし取られる、もしくは別のカードとすり替えられ盗まれてしまう詐欺です。
これらのリスクと被害事例を踏まえて、電話に出る際は十分に注意が必要で、特に見知らぬ番号や非通知からの電話には、基本的に出ないようにすることがおすすめです。
また、詐欺に遭わないためには、どのような手口・事例があるのかを把握しておくことが大切です。
国際電話詐欺から身を守るための5つの対策
ここでは、国際電話詐欺から自己防衛するための5つの手段について、詳細に解説します。
知らない番号からの着信に出ない
知らない番号からの着信は、迷惑電話や詐欺の可能性があります。
特に、自分が知らない携帯番号からの電話がかかってきた場合、出るべきか、折り返すべきか、迷うことがあります。
最近は詐欺が増えているため、知らない電話番号からの着信はストレスが溜まるだけでなく、最悪の場合は騙される可能性もあります。
したがって、知らない番号からの着信には出ないことが最善策です。
急ぎの用事であれば何度もかけ直してきたり、留守番電話にメッセージを残すはずです。
このような対策をとることで、自分自身を詐欺から守ることができます。
海外の電話番号を着信拒否する
海外からの電話は、特に詐欺の可能性が高いです。
例えば、+1から始まる電話番号は、アメリカやカナダなどの国際電話の番号で、迷惑電話や特殊詐欺の可能性が高いです。
海外からの電話を着信拒否する方法がありますので、その設定をしておくことが詐欺を防ぐ手段になります。。
着信拒否設定の方法
・iPhoneの場合
1,「電話」アプリを開く
2,「よく使う項目」「履歴」または「留守番電話」をタップ
3, ブロックしたい電話番号または連絡先の横にある「i」のボタン をタップ
4, 下にスクロールして、「この発信者を着信拒否」をタップ
・Androidの場合
1, 「電話」アプリを開く
2, その他アイコン「?」から「設定」に進む
3, 「通話」をタップ
4, 「着信拒否設定」をタップ
また、携帯電話会社で提供されているサービスを利用して着信拒否をする方法もあります。
知らない番号からの電話に対するアプリの利用
知らない番号からの着信に対しては、電話番号識別アプリを利用することが有効です。
電話番号識別アプリとは、着信した電話番号を迷惑電話番号や企業電話番号のデータベースと照らし合わせ、データベースに合致した着信番号についてはその正体を表示してくれるアプリのことです。
例えば、10年以上の実績があり国際的にも評価が高い、台湾Gogolook社の「Whoscall」があります。
このアプリを利用することで、知らない番号からの着信に対しても発信相手を明らかにすることができ、それ次第でその着信を受ける、受けないを判断できます。
被害にあった場合の対応
詐欺に遭った場合、まずはすぐに警察に事故が遭ったことを連絡しましょう。
また、被害者側とのやりとりや警察が来るまでの内容、警察に話した内容など、事故に関する内容は全て録音しておくとよいでしょう。
また、金融犯罪に遭った場合には、ただちに取引銀行に連絡してください。
そして、警察は、過去にあった多くの事件事例を集めていますので、怪しいと思ったら警察へ連絡してください。
以上が、国際電話詐欺から身を守るための5つの対策についての詳細な説明です。
これらの対策を実践することで、自分自身を詐欺から守ることができます。
国際電話詐欺の予防6つの具体的な行動
ここでは、国際電話詐欺から身を守るための7つの行動について説明します。
電話番号の公開を控える
電話番号の公開を控えるという行動は、自身を詐欺から保護するための第一歩です。
電話番号は個人を特定するための重要な情報であり、これが詐欺師の手に渡ると、様々な形の詐欺につながる可能性があります。
まず、SNSやウェブサイトなど、公にアクセス可能な場所に電話番号を掲載することは避けましょう。
これらの情報は不特定多数の人々が閲覧可能であり、悪意のある人々にこれを利用されかねません。
また、電話番号を知られると、それが詐欺師による不審な電話やSMSのターゲットになり、個人情報の盗難や金銭的な損失を引き起こす可能性があります。
したがって、電話番号の公開は最小限に抑え、必要な場合にのみ限定的に共有することが大事です。
SNSやアプリでの電話番号認証に注意
SNSやアプリでの電話番号認証に注意することが重要です。
現代の多くのオンラインサービスでは、ユーザー認証の一環として電話番号を要求することが一般的で、アカウントのセキュリティを強化するための手段として広く利用されています。
この情報が悪用されると、ユーザーのプライバシーが侵害される可能性があります。
電話番号が詐欺師に知られると、その番号を使って偽のアカウントを作成したり、既存のアカウントを乗っ取ったりすることが可能になります。
これは、ユーザーのオンラインの安全性を脅かす可能性があります。
したがって、SNSやアプリで電話番号認証を行う際には、そのサービスの信頼性を確認し、必要なセキュリティ対策を講じることが重要です。
また、強力でユニークなパスワードを選び、優れたパスワード管理アプリで保護することも大事です。
個人情報の取り扱いに注意
個人情報の取り扱いに注意することは、詐欺から自身を守るための基本的な行動です。
個人情報は、詐欺師がターゲットを選び、詐欺を実行するための重要なツールとなり得ます。
個人情報の保管、管理においては、個人情報の漏えい等が生じないように、安全に管理する事が大事です。
電話番号の変更を検討
電話番号の変更は、詐欺から身を守る一つの方法ですが、電話番号を変更することは、一見簡単そうに見えますが、実際は事前に準備することや、電話番号変更後にやらなくてはならないことが多いです。
・電話番号の変更方法
一部の携帯電話会社では電話番号の変更が可能です。
ドコモ、au、ソフトバンクなどが該当します。
それぞれのキャリアによって手続の方法が違います。
・au
しかし、格安SIMなどを使っている場合は契約した状態のまま電話番号を変更することができません。
そのため、電話番号を変更したい場合には一旦解約し、別途希望の会社で新規契約して新たに番号を取得する必要があります。
・電話番号の変更デメリット
電話番号を変更すると、家族、友人、仕事関係の人だけでなく、会社にも変更の連絡(会社によっては書類で提出)しなくてはなりません。
また、クレジットカードやショッピングサイトなど、携帯電話の電話番号で登録しているサービスは電話番号変更の手続きが必要です。
詐欺対策のアプリやサービスの利用
詐欺対策のアプリやサービスを利用することも、詐欺から身を守る有効な手段です。
これらのツールは、不正なウェブサイトへのアクセスをブロックしたり、フィッシング詐欺から保護したりする機能があります。
・フィッシング詐欺とは
フィッシング詐欺とは、実在する企業やサービスなどを装った偽のサイト(フィッシングサイト)を利用して、アカウント情報(ID、パスワード)、クレジットカード番号、個人情報を盗み取るネット詐欺のことです。
・セキュリティ対策ソフト、アプリの利用
パソコンやモバイル端末にセキュリティ対策ソフトやアプリが導入されていれば、万が一フィッシングサイトへアクセスしてしまっても、ブロックできる可能性があります。
警察や消費生活センターへの相談
詐欺に遭った疑いがある場合、または詐欺に遭う可能性があると感じた場合、警察や消費生活センターへの相談も重要です。
・警察への相談
警察に相談したいことがあるときには、警察相談専用電話「#9110」番をご利用ください。
全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります。
・消費生活センターへの相談
困ったときは全国どこからでも3桁の電話番号でつながる消費者ホットライン「188(いやや!)」にご相談ください。
最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口につながり、専門の相談員がトラブル解決を支援してくれます。
これらの対策を講じることで、国際電話詐欺から自身を守ることができるでしょう。
しかし、詐欺は巧妙化しており、常に新しい手口が出現しますので、最新の情報を常にチェックし、警戒心を持つことが重要です。
国際電話詐欺出てしまった!身を守るための対策はこれまとめ
今回は、国際電話詐欺出てしまった!身を守るための対策はこれを紹介しました。
国際電話詐欺は、知らない番号からの着信や海外からの電話に注意を払うことで防ぐことができます。
また、電話番号の公開を控える、SNSやアプリでの認証に注意するなどの予防策も重要です。
被害に遭った場合は、警察や消費生活センターへの相談をお勧めします。
詐欺対策のアプリやサービスの利用も有効です。
詐欺の国際電話はいつかかってくるかわかりません。
被害にあわないように、日頃から注意して対策を考えておきましょう。
コメント